皆さんは、音声合成ソフト、人工音声、電子音声に対して、どういう感覚・認識をお持ちですか?
さすがに、「ぎこちないロボットのしゃべり方」という認識ではなくなったと思います。

 

私は、「なんとなく合成音っぽい音がある」「たまに、変なイントネーションがあり、気にかかる」(=今一歩)ぐらいの認識になっていました。

 

ただ、利用してみると、本などの読み上げの場合は、いちいち修正するのは面倒なのですが、動画のナレーションの場合は、言い回しも含めて、調整するのが当たり前なので、利用者しだいという気もしています。

 

今、動画作成などで電子音声を利用している私にとっては、「たまに不自然なイントネーションもあるけど、回避して使いこなせる」「今の電子音声なら、変なイントネーションも、なまりの一つとして容認できる」ぐらい認識に変わっています。
とにかく、私の場合は、私が話すより聞き心地がよく、作成時間も効率的なので、「良きアバター」だと思っています。

 

かんたん!AI Talk 3 の使い方・事例 が知りたい方は、こちらへ

個人が動画のナレーションで利用するのに適している
「かんたん!AI Talk 3」

「比較サイトを作って公平に比較」と思ったのですが、いきなり、「かんたん!AI Talk 3」を推奨紹介します。理由がありますので、下を読んでみてください。以外と狭き門でした。
この推奨は「個人がYouTubeなどで公開する動画で利用する場合」という条件での推奨です。(この条件は、とても重要です。)

 

以下、この 「かんたん!AI Talk 3」の選定理由を記載していきます。
条件によっては、日立やHOYAの技術を選択した方がいい場合があると思います。

 

音声合成ソフトの利用の想定:
商品紹介、操作説明などの動画におけるナレーションを想定しています。

 

かんたん!AI Talk 3 の選定理由:

1.自然な発音

今、私個人として、古い技術の不自然な発音の電子音声も「個性」だと思えいます。
ただ、動画の聞き手が「聞きづらい」と思うのでは困るので、できるだけ自然な発音で、聞きやすい音声を選びたいと考えました。
私の調べだと、この条件で、日立、HOYA、エーアイの3つの技術に絞られました

日立(ボイスソムリエ ネオ)

日立の場合、ソリューションのWebページで、見るからに法人向けという感じです。
以下に音声サンプルがあります。
主な機能

 

HOYA(Voice Text)

HOYAについては、ペンタックスの時代から知っているので、日立に並んで素晴らしい技術だと思っているのですが、法人向けとして、価格も全くわかりません。
以下に音声サンプルがあります。
サンプル音声

 

エーアイ(かんたん!AI Talk 3)

エーアイの「かんたん!AI Talk 3」は、安価なセットで5人もの音声があり、ナレーションだけでなく、もう少し幅広く使えそうな可能性を感じました。
以下に音声サンプルがあります。
かんたん!AI Talk 3

 

2.価格(一応、上限を\30,000としました)

価格は、他の要素との総合で決めるものなので、2番目に持ってくるべきではないのかもしれませんが、個人の私としては、3万円を上限としました。(企業の方は、ナレーターの採用費用との比較もありだと思います。)

日立(ボイスソムリエ ネオ パーソナルモデル)

日立は、法人用と思っていましたが、探すと、\29,800のパーソナルモデルが存在しました。
以下に価格表があります。
価格

 

HOYA → 一太郎プレミアム 詠太(えいた)

HOYAも法人用なのですが、一太郎プレミアムには、詠太という読み上げ機能が搭載されており、購入できることがわかりました。
価格

 

エーアイ(かんたん!AI Talk 3)

結論として推奨している訳なので、当然条件を満たします。
アマゾンでの現在価格は、以下です。

3.簡単に音声ファイルが作れる

動画を作るのに、動画編集ソフトの音声として貼り付けたいので、WAVなどの音声ファイルがすぐ作れることが条件です。
以下の2つは、満たします。(とても残念ですが「一太郎プレミアム 詠太」は、これができません。文章の校正用に絞ったのだと思います。)

日立(ボイスソムリエ ネオ パーソナルモデル)
エーアイ(かんたん!AI Talk 3)

 

4.音声使用に対するライセンス

私としては、これは想定していなかったのですが、「ソフトウェアを購入したからと言って、できあがった音声を自由に公開してはいけない」ということなのです。
残念ながら、日立(ボイスソムリエ ネオ)は、40万円を超えるようなモデルでないと、インターネット上での音声の公開は許可されていません。

エーアイ(かんたん!AI Talk 3)

「かんたん!AI Talk 3」でも、注意が必要です
個人の私的利用は認められますが、法人・団体での利用は、許諾範囲外だそうです。また、業務利用、商用利用も許諾範囲外となっています。
ただし、私的利用であれば、動画コンテンツでのアフィリエイト目的での利用は許諾されるとしています。
以下を参考にしてください。
かんたん!AITalkシリーズのご利用にあたってのガイドライン(2017年4月1日策定)
かんたん!AITalkシリーズユースケース

 

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